生涯をかけて働きたいと考えると常勤の正社員として働くことを選ぶのが通常となっているが、それは自由に働ける選択肢とは言えない。
雇用関係について考えると最も拘束力が大きい勤務スタイルが常勤の正社員だからである。
雇用契約によって厳しく働き方について制限を受けていて、勤務時間や勤務内容について細かに定められているだけでなく、残業や休日出勤などの業務命令を受けなければならない。
労働法規によって権利が守られているとはいえ、契約上で認められている内容が多く、それを承諾しなければ採用してもらえない実情がある。
その点を考慮して勤務スタイルを変更することにより、自由を獲得するのは良い発想と言えるだろう。
自由な働き方を目指すにはまず非常勤やアルバイトを考えてみると良い。
非常勤やパートの場合には時間的な拘束力が減るだけだが、業務の中心から外れることによって業務命令も少なくなりやすい。
収入が減るといったデメリットもあるが、その分だけ自由を実現しやすくなるのである。
一方、さらに拘束力を下げて働きたいと考えたら派遣社員になるのが良いだろう。
派遣社員として企業に派遣されて働いていると、その企業との雇用関係は存在していない。
派遣会社からの業務命令を受けることはあっても、実際に働いている企業からの業務命令を受けることはないのである。
そのため、意志にそぐわない残業を行う必要もなく、契約で定められた範囲内でしか労働する必要はなくなるのだ。
このように会社からの拘束力を下げたいのならば、様々な選択肢を探してみると良いだろう。
そうすれば、時間や勤務条件にとらわれない自由な働き方を実現できるようになるのだ。